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村松 英典

  こんな事もしています


一昨年の話になってしまいますが、 随分昔に勤めていた店舗デザイン事務所
当時、使いっぱしりの現場監督をしていた私に、色々と施工について教えて
くれた、大工の棟梁が、10何年ぶりかにひょっこり訪ねて来られて、昔話に
花を咲かせている中で、「喫茶店を改装して、創作料理ダイニングにする物件が
あるが、デザインをしてくれないか?」と言われて、パースが暇な時期でもあった
ので2つ返事で OK したことは言うまでもありません。

                                          「BEFORE」
その現場は、三重県湯の山温泉の麓の町「菰野町」でした。
現地調査のために伺った所は、山の麓の町でもあり、またちょうど冬だった事もあり
山からの寒風が吹き降りて、日の暮れるのも早く、「BEFORE」の写真のとおり
ちょっとさびしい感じでした。
店のオーナー曰く「あったかい光がもれる店にしたい!」とのご希望があり、
その時点でイメージが固まり 「板張り」 「土壁」 「板塀」 「砦」 「かがり
火」が
頭の中を駆け巡り、すぐさまイメージ作りに取り掛かりました。

                                                「イメージスケッチ」

なぜそのようなイメージを抱いたかと言うと、初めてオーナーシェフと
お会いした時の声の大きさと、歯切れのよさ、それと店の名前が「旬まる」という事
と、料理にこだわり スタッフに一喝している所を拝見して、一発で「陣屋」が
思い浮かんだからでした。・・・・

案の定、そのイメージは的中で、1回のプレゼンで決定してしまいました。
何度となく打合せを重ねて!という心積もりだったので、こちらも半ば「唖然!」
まさしく、「戦(いくさ)の前の陣屋での大将の鶴の一声」でした。

そんな訳で、工事に関しても 工程途中で機能的な部分での注文・変更は若干
ありましたが、特に問題もなく仕上る事ができました。
「AFTER」写真のとおり「あったかい光がもれるお店!」になったのではないかと
自分なりに思っています。

                                                      「AFTER」
ただ、残念だったのは、増改築工事だったため全体を含めたデザインが
できなかった事と、限られた予算のため「板塀」などの外溝工事が削られて
将来計画となった事です。・・・・・・

                                                   「AFTER夜景」
幸い、お店の方はオーナーの気合で、日夜「戦(いくさ)状態」で大忙しとの事で
なによりです。

それもこれも、前出の、昔お世話になった棟梁との「再会」がなければなかった
話であり、改めて人と人との出会いは「一期一会」なんだと実感しました。

みなさん! よろしかったらお近くに行く機会がありましたら、
探してみて下さい。・・・・・大まかな住所と店名だけにとどめて
TEL NOは控えさせて頂きます。(あしからず!)

「住所」 三重県三重郡菰野町池底  「店名」  『 旬まる 』

                                      
おわり
 
 
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