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藤村 美千子
「犬の生活」
我が家に彼女(メイ・ラブラドールレトリバー)がやって来たのは、
ミレニアムに沸いた2000年の7月の事。
ペットを飼った事の無い私にとって、何もかもが初めての連続で最初の年は
あっという間に過ぎていった。
犬を飼い始めて何が1番変わったかといえば、生活パターンだろうか。
不規則な生活の中で健康のために何かしなきゃって思いつつ
なかなか実行までは至らなかったのが、
犬を飼い始めてから自然に散歩が日課となった。
朝は夏は6時、冬は7時に起き朝食はきちんと食べ犬と友に
日に2回5〜6キロは歩くという完全朝型の真逆の生活に。
おかげで、血液検査では医者から「見本の様な血液です」と言われ、
体重は5〜6キロ減り、快便快食でこの8年間で寝込んだのは2回だけという
超健康ライフに。
散歩の途中で愛想のいいメイのおかげで知り合った人もたくさんいる。
犬を介して知り合った友達というのは利害関係がなく、仕事も年齢もさまざまで
世間の狭い私にはおもしろい話が聞ける格好の情報源であり、楽しい「みちくさ」
である。
それよりも散歩のすばらしいのは、四季の移り変わりを肌で感じられる
事である。
毎日歩いているのは、牧野が池公園という家から歩いて5〜6分の
所にある県立公園だが、150ヘクタールの広大な敷地には
池を囲んでゴルフ場とグランドが3カ所児童公園3カ所の他、
森や広場が点在している。
ちょうど今頃は鴨が飛来していてバードウォッチングには最適である。
カワセミやルリビタキ、カケス等の美しい鳥達をしばしば目にする事もあり
これも醍醐味のひとつだ。
春の桜並木はもとより、夏は深い木々のおかげで涼しく、秋の紅葉や冬の雪景色は
市内とは思えない贅沢なロケーションである。
メイとの散歩も今年で8年目、犬もだんだん高齢になり私の年に追いつき
追い越しつつある。
後何年こうしたやさしい時間を過ごす事が出来るだろうか?
一日でも長くと思う今日この頃である。
藤村美千子
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